西隆行 | 流釉片口
By 益や酒店
¥6,000佐賀県有田に工房を構える西隆行さんの酒器です。
オリジナルの釉薬・雫釉の風情は、まるで滴るしずくの時間を止めたような息を呑む美しさです。
陶芸の器にかかる釉薬は、窯の中で高温になると溶けて液体化し流れ出します。
そして窯の温度が下がると、流れた形状そのままに固まります。
それは窯の中で起こるドラマであり、人の意思が及ばぬところで生み出される自然の景色なのです。
有田の伝統的なロクロ技術を基本に、これまた有田焼の特徴である磁器を用いて作陶されている西さん。
手で形成されながら、繊細な柔らかさを携えながらもエッジの効いた形状は、陶芸家を志される前に建築学科を出ておられるのを知ると納得するところもあるような。
釉薬の雫の下から覗く、几帳面に形成された白く滑らかな磁土が、垂れる雫の釉薬と対比して引き立て合っています。
火から生まれた雫のリズムを愛でながら、米の旨味がぽってりとした味わいのにごり酒などを愉しむのはいかがでしょうか。
■作家名:西 隆行
■サイズ:口径9cm×高さ9.3cm
■素材:陶器
■対応可否
オーブン×
電子レンジ×
食器洗い洗浄機×
【注意点】
商品画像は光の具合なので色味が違って見えることがございます。
うつわは全て手作りのため、大きさ、形、色、模様、風合いなどは、1点1点異なります。
貫入(表面に入る模様のようなヒビ)、ピンホール(小さな穴)、
鉄粉(鉄分が焼かれることによって酸化し黒点となった状態)、
釉薬のムラなどの個体差をうつわの個性、うつわの表情として、
捉えていただけない方のご購入はご遠慮願います。
お客様のご都合によるキャンセル・返品・交換はお受けしておりません。
※5000円以上のお買い物で送料無料