マイ酒器のススメ| 酒器の種類

マイ酒器のススメ| 酒器の種類

益や酒店オンラインストアの母体「益や酒店」と姉妹店「サケホール益や」には、常時40本以上の日本酒が並んでいます。

また、2020年11月にオープンした「カモガワアーツ&キッチン」では、カフェでありながら日本酒も常備。さらに先の2店舗には置いていない銘柄を中心に用意しています。

 

■日本酒用のうつわ「酒器」

多種多様な日本酒ですが、より美味しく、より愉しくいただく方法があります。
それが日本酒用のうつわ「酒器」です。

そこでより美味しく日本酒を味わっていただくために、酒器の選び方をこれから連載形式でご紹介していきます。

連載初回は、初級編として酒器の種類についてご説明いたします。

実はこの酒器によって、日本酒の味や香りが変化するんです。 
酒器にはいろいろな種類があり、よく耳にするものは、お猪口(おちょこ)や徳利(とっくり)でしょうか。 

それでは、酒器の代名詞ともいえる4種類を紹介いたします。

 

 

■酒器の種類

 日本酒を飲むための酒器 


<お猪口(おちょこ)>

伊万里焼 赤絵筒型猪口

名前の由来 諸説ありますが、ちょっとしたものを意味する「ちょく」が転じたと言われています
サイズ ひとくちで飲み干せるくらい
特徴 一度に注げる量が少ないため、温度の変化が少なく、お酒の味わいが左右されない
向いている飲み方 冷酒

 


<ぐい呑み(ぐいのみ)>

蘇蕯窯 | 重ね掛分ぐい呑み(ベージュ調)

名前の由来 「ぐいっ」と呑めるくらいの大きさと言われています
サイズ お猪口よりも大きめ
特徴 うつわの底がやや深めで、のみ口も広いため、香りを楽しむことができる
向いている飲み方 熱燗、ひや(常温)

 

 

日本酒を移しかえるための酒器

 <徳利(とっくり)>

蘇蕯窯 | 重ね掛分徳利(ホワイト調)

名前の由来 日本酒を注ぐ際の「とくりとくり」という音が由来と言われています
サイズ 1合から一升入るものまで多種多様
特徴 縦長でひょうたんのように首部分がきゅっと細くなっているところ

 

 

<片口(かたくち)>

西隆行 | 流釉片口

名前の由来 諸説ありますが、ちょっとしたものを意味する「ちょく」が転じたと言われています
サイズ 徳利よりも口径が広く、容量も大きいことが多い
特徴 片方に注ぎ口がついているところ。日本酒の香りを愉しむのにも向いている
汚れを落としやすいため、にごり酒にも向く

 

ぜひうつわにもご注目を

酒器の代名詞ともいえる4種類を紹介しました。

日本酒を愉しむ際に、酒器を選ぶことでより愉しみが増えるかもしれません。
みなさんの日本酒ライフがより奥行きのあるものになりますように!