益やスタッフへ突撃インタビュー!愛着のある"マイ酒器"見せてください 第2弾「ゆきちゃん@サケホール」編

こんにちは!益や酒店オンラインストアです。

前回、「愛着のある"マイ酒器"見せてください」ということでサケホール益やの『スガちゃん』にインタビューをしてきました。
今回は第2弾、サケホール益やの店長「ゆきちゃん」にインタビュー!

お気に入りの中から選りすぐりの"マイ酒器"見せてください!


 

スタッフ
今日はよろしくお願いします!

ゆき:
よろしくお願いします!

スタッフ:
たくさん持ってきてもらってありがとうございます!

ゆき:
ほとんどが頂き物なんです。



スタッフ
そうなんですか!

ゆき:
いっぱいもらうんです(笑)

スタッフ

あ〜、ゆきさんに何かプレゼントしようと思ったときに、酒器をあげたくなるんですかね。

ゆき:
そうかも(笑)

スタッフ
いっぱい持ってきてもらったんですけどひとつずつ紹介してもらっていいですか?

 

酒器ひとつめ:京都北山「今宵堂」

ゆき:
はい!これは京都北山の「今宵堂」さんっていう作家さんのものです。ご夫婦でやってらっしゃってて、このうち4つは結婚祝いでいただいたもの。

スタッフ
お、では最近ですね!(おめでとうございます!)

ゆき:
そうなんです。実は4つのうち2つは今宵堂さんご自身から結婚祝いでいただいて。

スタッフ
え、そうなんですか!?作家さんと知っている間柄ってことですか?

ゆき:
そうそう〜!知ってくれてはって。もともと知人がプレゼントしてくれたんですけど、多分それで言ってくださって、それで持ってきてくれはった、っていう…。

スタッフ
なるほど!でも同じ作家さんでも全然イメージが違いますね。

ゆき:
そう、同じ作家さんやけど、全然違う。色々な釉薬使ってて。
お手頃ですごく元から好きで、自分でも買ったものもあるんですけど、断然、なんか…もらったものの方がなんかかわいい(笑)

スタッフ
あ!そうなんですか(笑)



ゆき:
自分でも買うのもあるんやけど、ちょっとふざけたやつばっかり買っちゃうから(笑)

スタッフ
そうなんですね!でもなんか、貰いものこそ「なんか違うな…」って感じることが多いのかな?と思ったんですけど。

ゆき:
いやー、いい感じのものが多いです。
この作家さんの子供が「ほろちゃん」っていうんですけど「ほろ酔い」の「ほろちゃん」(笑)。めっちゃお酒が好きなふたりで、酒器ばっかりでもないんやけど、酒器とアテをのせるようなお皿も作ってはって。

スタッフ
いいですね!直接お店にも行ったりします?

ゆき:
はい!行って自分でも買ったことあります。古民家を住宅兼アトリエにしていて、窯もあって土日だけやってらっしゃるんです。すごく素敵なご夫婦で。

スタッフ
夫婦でやってる作家さん多いですよね。オンラインストアで販売している小林裕之さんと希さん蘇蕯窯さんもそうですよね

ゆき:
夫婦窯多いですね(笑)。今宵堂さんの酒器は、なんとなくこう、軽いのが多くって、ちょうどいい薄さなのが多いから。飲兵衛が作ってるなっていう感じ(笑)。すごいくすぐられるんです、今宵堂さん。イチオシです。

酒器ふたつめ:奈良「伴 哲生」



ゆき:
わたしは大体、現代作家さんばっかりなんですけど、これは全然また違うイメージで、奈良の伴 哲生(ばんてつお)さんっていう方の作品。これは錫100%じゃなくて、何%か金属が入ってるので硬いし、錫ってギュッと握ったら形が変わっちゃうんですけど、これは硬いから動かへんし割れへんからめっちゃ気に入ってて。

スタッフ
なるほど!使い勝手最高ですね。

ゆき:
旅行のお供にもしてます。

スタッフ
うそ〜!旅行行く時にお猪口持っていくんですか?

ゆき:
うん(笑)旅先でお酒飲むじゃないですか(笑)その時にそう、旅館とかでこれを出す!

スタッフ
めっちゃいいですね、それ!

ゆき:
ちなみに藍さんがこのシリーズが好きで持ってはって、それで知りました。
全部柄がついているものもあれば、全然ないのもあって、つるんとしたやつとか、もう大きさもバラバラ。選ぶのがめっちゃ悩ましかったんだけど、これ!っていうのがあって。なのでこれ重宝してます。結構入るし、注ぐのがめんどくさくない(笑)

スタッフ
そういう観点!(笑)

ゆき:
落としても全然割れないし!

 

スタッフ
前回、スガちゃんと話してる時も、割れてしまうのが怖いけど、かといって使わへんのもなんか勿体無い…でも割れたらやっぱり悔しいし…って。

ゆき:
旅先でもこういう酒器で飲みたいなあって思うので、これで飲んでます。

スタッフ
そういう使い方あるんですね、酒器って。

Q.いま、家にお猪口は何個くらいありますか?


ゆき:
これら(約10点)と、あともう倍くらいあるかな。それもカゴにも入れて、あとお猪口より大きいぐい飲みくらいのも何個かあって、それは6個くらいかな。

スタッフ
それは益やに入る前から結構好きでした?

ゆき:
いやいや全然。

スタッフ
仕事始めてからって感じですか?

ゆき:
日本酒好きになって、かわいい酒器とか藍さんがいっぱい持ってるし、なんかそれを見ていたり、「これで飲んだら美味しいだろうなあ:とか、他の料理屋に行っていい感じの酒器で飲んだら「全然ちがうなあ」とかって感じたり…そんな経緯だったと思います。

スタッフ
何年間くらいでこれだけ集めたんですか?



ゆき:
集める癖はなくて、全然。

スタッフ
あ、集まってくるのか!

ゆき:
そうそうそう!集まってくる(笑)逆にあんまり買わなくて、自分で。ちょうどいい感じに集まってきます。

スタッフ
なぜか好みなものが増えて来る、って感じなんですかね?

ゆき:
そうそう!(笑)


Q .最近これ欲しいなあ、狙ってるみたいな作家さんありますか?

ゆき:
狙ってるのは…小林さんの片口持ってて、それも持ってこようかと思ったんですけどちょっと怖かったからやめたんです(笑)

スタッフ
この間購入いただいた分ですよね!確かに持ち運びは怖いですね…(笑)

ゆき:
そう〜!すごい先端がとんがってて、注ぎごごちがいいんです。片口しか持ってないから、小林さんのお猪口というか…猪口がないから揃えたいなあという欲はありますね。

スタッフ
なるほどなあ。オンラインストアにまた新商品が揃ったら是非!

ゆき:
狙っとります(笑)

最後に

スタッフ
いや〜、めちゃ面白い話を聞けましたありがとうございます!

ゆき:
家だとそこまで大してお酒の量は増やせないので、せめてこういうところで楽しみを。

スタッフ
お酒を選んでもらうときにお猪口も選んで欲しいなあ、ゆきさんに。より美味しくお酒が飲めるように。

ゆき:
酒器、使いたいけどひとりじゃ使いきれないので、誰か来てもらったときにめっちゃ出します(笑)
今宵堂さんは是非行ってみてください。気軽に買えるお店なんで。

スタッフ
ありがとうございます!

 

▼マイ酒器に合うお酒を選んでいただきました!



左:石川県 白藤酒造店「奥能登の白菊」
これは50度くらいにあっためて、ゆるゆると燗冷ましも楽しみながら飲めるお酒。
優しい飲み口だけど、旨味もしっかりある。めちゃめちゃバランスが良いお酒です。
土ものの平杯で香りを感じながら、ゆっくり飲むのがおすすめです。
温度変化での味わいの違いも楽しんで欲しいです。

左:山口県 長州酒造「天美」
非常に今注目を浴びている山口県のお酒で、藤岡美樹さんっていう女性杜氏が作ってます。
長州酒造株式会社が廃業寸前だった地元の酒蔵を買って、新しくスタートする時に、女性杜氏さんが抜擢されたとか。
それでいま新しく再生し始めたところで、なおかつ女性杜氏ということですごく注目を浴びていて、どれを飲んでも美味しいです!
新しいお酒が出ると、すぐに完売になってしまうほど人気です。
このお酒は微発泡のにごり酒で、優しい甘さが特徴です。冷たい状態で微発泡を感じて欲しいので、熱伝導の良いこの酒器と相性が良いと思います。

インタビューを終えて

いつも店頭でお客さまのリクエストに的確に応えていらっしゃるサケホールの店長ゆきさん。

今回お話を伺って一番興味深かったのが「旅行先にも酒器を持っていく」というエピソード。
聞いたときは驚きましたが、旅先でその土地ならではのとびきりのお酒をお気に入りの酒器でいただく…なんて贅沢な時間なんだろう!と視点が変わりました。

おすすめしてもらった今宵堂さんへも、足を運んでみたいなあと思っています。
今回のように具体的におすすめしてもらえると一気に愛着がわきますね。

また、サケホール益やでは、お猪口を選ぶこともできるので、ぜひ試してみてください!


さて、次回はどなたにお話しを伺おうかなぁ。

益やスタッフへ突撃インタビュー!愛着のある"マイ酒器"見せてください 第2弾「ゆきちゃん@サケホール」編